光回線10Gサービス開始!気になるサービスについてまとめてみた

本ページはプロモーションが含まれています

2020年4月1日より、NTT東西より光回線の10Gサービスが提供開始されました。1Gでも十分速く感じますが、10Gとなるとその10倍速くなるとのことで非常に注目しています。

昨今のモバイルデバイスの急激な普及と、YouTubeやNetflixといった動画配信サービスの流行で、データ通信量が膨大になった関係で、より高速大容量なインターネットサービスが求められているのかもしれません。スマホの5Gばかりに気を取られがちですが、今回は固定インターネットの10Gについて学んだことを紹介したいと思います。



10Gサービスは光コラボ事業者でも利用可能

この10GサービスはNTT東日本、NTT西日本が提供しているフレッツ光にとどまらず、光コラボレーション事業者といわれる、NTT東西の光回線を借り受けてサービス提供している事業者でも利用可能です。

自宅のインターネット回線を光回線にされている方は、おそらくスマホとのセット割引を利用している方が多いかと思いますが、「ドコモ光」や「SoftBank光」なども光コラボレーション事業者にあたりますので、10Gサービスが利用可能になりました。


10Gサービス一部の地域のみ対象(2020年4月時点)

10Gサービスを申し込み可能なのは、一部の対象地域(主に東京23区内)のみとなっていますので注意が必要です。またコラボ事業者によっては戸建てしか提供しない、という差があるようでした。申し込みたい事業者が、自分の住環境で10Gが利用できるかは必ず申し込み前に、チェックをするようにしましょう。


本当に速い?10Gに近い速度を出すためには

よくベストエフォートという言葉を耳にしますが、スマホ同様に理論上最速で10Gでますよーというのが10Gサービスなので、実際はそんなに速い速度は出ません。しかし、ある一定の条件を満たさないと、そもそも10Gの速度が物理的に出せないことがわかりました。詳しく説明すると、利用するパソコンやLANケーブルなどが10Gの規格に対応している必要があります。

どういうことかというと10Gサービスには新しく、「10GBASE-T」という規格ができまして、これに対応していないと10Gの速度はでません。スマホはその規格に対応していないので10Gの速度で通信ができるかというと基本的にできません(Wi-Fi利用を想定)

では、どういう方が10Gの速度を出せるかというと、主に自作PCを利用している方で、かつ「10GBASE-T」に対応したLANカードを実装している方が対象になります。普通の市販のパソコンは最近だとLANポートは無いですし、あったとしても対応していないものがほとんどです。具体的には以下のような環境を用意しないといけません。


※なぜこのような環境にしないといけないかはNTTの公式ページサンワサプライのページを参考にしました。

ここに2つのページに書いてあるのを要約すると

  • 10G(10GBASE-T)に対応しているのはLAN4ポートだけ
  • 10Gに対応しているLANケーブルを使う必要がある
  • パソコン側も10Gに対応していないといけない ← 用意が難しい

ということでした。ルータとケーブルは10Gサービスに申し込めばきっと何とかなると思うのですが、パソコン側を10Gに対応させるのは、ある程度パソコンに詳しい人に限られそうです(自分には無理そうです・・・)

まとめ

今回は、固定のインターネット回線の10Gサービスについて調べたことをまとめてみました。誰でも10Gの速度が出るかというと、現時点(2020年4月時点)ではかなり難しそうです。たとえ提供エリアだったとしても、自分のパソコンが10Gに対応していなければ、意味が無いのでかなり限られた人しか、10Gの速度を享受することはできないことに注意してほしいと思います。

自分は10Gの環境(特にパソコン)を用意するのは難しいので、もう少しサービスが普及してから利用を検討したいと思います。みなさんも申し込み前には必ず自分の環境を確認するようにしてくださいね。